――オフィス原状回復も『躯体剥き出しなど多種多様』
オフィスは基本的に原状回復です。オフィスの前に原状回復っていう言葉がまず、元の状態に戻すっていう意味の言葉ですから、それが賃貸で借りたものであれば、借りた時の状態に戻すっていうことです。「そのために必要なことをやりましょう」ということなんで、オフィスが入っていて、オフィスなんかも本当は天井とか壁とかもあったのに全部躯体剥き出しにして、おしゃれにしてみたいなオフィスも今あるし、新しくいろんな什器類を入れたことで、おしゃれになったけど、もともとの仕様とは全然違うとかっていうのがいろんなところで見受けられるんですね。
――解体するだけでなく『天井や壁を造り直したりも』
元の状態に戻すと現状回復工事とは、造ったものは解体して、元に戻すので天井造り直したりとか、壁を造り直したりとかあとは床もカーペットとかタイルカーペットとかも新しいものに張り替えたりだとか、壁だとか塗装してるんだったら塗装し直します。あとはブラインドも羽が折れちゃってるやつはブラインドを新しく交換するとか、汚いんだったらクリーニングしてきれいにするとか、それで元の状態に戻すっていうのが原状回復のお仕事ですね。オフィス原状回復ですね。
――『一般的なオフィスに戻す』ために壁、床を造る
壊して造り直します。1回全部壊した上で、元の仕様に戻すわけです。造り直す工事。それが原状回復ですね。だからあんまりおしゃれだったりすると、このままでいいっていうオーナーさんもいる。「すごく綺麗だからこのままでいいです」っていう人ももちろんいるんで、それはオーナーさん次第です。使いづらい感じになってるとやはり当然「やり直せ」ってなるだろうし、あと経年劣化っていう言葉もあるけど、使ってればやっぱ古くなります。古くなるんだったらきれいな状態で貸したんだからきれいにしてよって言うのがやっぱり普通ですから、タイルカーペット張り替えますなんていうのは普通にあります。
――内装解体工事は『原状回復工事の一部分』
原状回復工事をするにあたって今あるものを一旦壊すので、スケルトンで借りてればスケルトンで返します。壁、床があったらそれを戻します。だからスケルトン工事も原状回復工事の一つなんですね。つまり内装の解体工事っていうのは原状回復工事の一部分なんですね。だから本当はここに壁とか天井なかったのに今壁と天井あるからそれを1回取ってほしい。それが内装解体工事です。
これからこの内装解体工事、スケルトン工事って多分圧倒的に増えるから、うち自体も今スケルトンがほとんどです。今日出したやつだってスケルトンのやつは800万とか900万とかそのぐらいの見積もりになりました。お店も大きい居酒屋さんでしたね。170平米ぐらいかな。200平米弱ぐらいでした。
――『工場・倉庫の内装解体工事』とは
工場も原状回復が多くて、「使っていたけども返すから元の状態に戻します」っていうので、工場とかの場合は借りた業者というかテナント側が使いやすいように結構造り直してたりすることもまあまああって、そうすると結構壊すのありますね。
なかった倉庫の中にあった事務所とかを壊したりとかします。倉庫の中に2階建てちゃってるんですね。そうするとまたそれの鉄骨組んで、事務所造っちゃったりなんかするとこれを壊すとか、何もなかったのに造っちゃったから壊してくれとか。だからうちの内装の解体工事ってそもそも撤退するとか何かするっていうものに紐づいているものですから、撤退することがなかったら解体工事なんか発生しないんですよ。
――『テナント商店関係の受注の特徴』とは
基本はみんな一緒ですからね。出ていくから解体するので「そのままでいいよ」っていうオーナーさんがいれば、当然そのまま全部残して撤退できますし、「ちゃんとスケルトンにしてよ」とか、「元に戻せよ」とか言われれば飲食店だろうとオフィスだろうとみんな共通して貸してる側がこれでいいって言えばいいし、駄目だって言うのなら直さなきゃいけないですね。あくまで借りているものだから、返すものだから。自分の所有物でもない限り、いい加減にしていいっていうものでもないですよね。
――原状回復の概念は『賃貸住宅と同じ』
賃貸に付き物っていうことですね。一般の個人だってそうでしょ?「部屋借りたらきれいにして返してよ」ってそれと一緒だから。それがただ飲食店なのか、オフィスなのか、そういうテナントとして入っているやつかっていうだけのことです。普通に誰だってそうでしょ?部屋借りてアパート住んでますみたいな時にクロス汚したらクロス張り替えるからいくらかかるぞって言われるのと一緒です。それのただ法人バージョンっていうだけのことです。だからその人たちがこっちに話をしてくれるような流れをうちで作っていかなきゃいけないですね。