――株式会社TRANS-K『創業のきっかけ』
昔、解体屋にお世話になった時期がありました。その時に≪解体≫したことで出来る可能性に価値を感じて創業しました。
『創業時の出来事』
最初は全てを自分一人で行わなければならなかった為、行動あるのみ! でした。昔ながらのど根性というわけではないんですけど、毎日会社のビラ配りやポスティングやら、思いつく限りのことはやりました。
営業の電話をたくさん掛けて、自転車で江戸川区内を駆け回っていました。空振りも沢山あって、ようやく解体屋さんからチャンスを頂いたのです。
それは【翌日までに5人揃えてほしい】といった内容でした。もちろん従業員もいない状況では難題です。
「わかりました。ありがとうございます!」
とは、言ったものの内心では冷や汗がダラダラでしたね。
再び受話器を取って自転車で走り出しました。そして、人工出しの会社に頭を下げに行きました。
信頼関係も何もないので、門前払いされないようにお金を握りしめて必死にお願いしました。
こうして何とか初めての仕事がスタートしたのです。
――何とか人数揃えて『受注に応え続けて10年目となる』
初めての仕事で、何とか集めた人も素人でした。特別できるわけでもなかったですし。お客様に対して当たり前の仕事をすることしかできなかったです。
そうしたら先方から「何ができるわけではないですけど、一生懸命やってくれますね。じゃあまた明日も5人で仕事をお願いします」
と、次に繋がったんです。それがしばらく続きましたね。
そのあと先方から「10人出してほしい」と依頼が来ました。当然、あてもなかったですけど「はい、わかりました!」と応えて心の中では『どうしよう……』と思っていましたね。
それでも前回と同様にお金を握りしめて、人工出しの会社にお願いしに行きました。
どうにかお客様とやり取りしながら、仕事をやっていました。
やっていく内に従業員も増えて、お客様も徐々に増えて今では自社で仕事を請け負っています。今年で10年になります。
――まずは『元気な挨拶が大事』だった
最初の仕事の話です。「本当に解体屋さんなんですよね?」と、聞かれてしまったのです。
なぜかと言いますと、素人同然で「解体のやり方を教えてほしい」と聞いて仕事に当たっていたんです。
「解体屋って名乗っていますが、完璧にできるのは挨拶ぐらいです」と、言った記憶があります。
ただ、仕事をするために『できないから、やれません』ではなく『できるように、教えてください』と前向きな気持ちでいました。
それでも出来ることを一生懸命こなして信頼関係を築き上げることができたので、今でも、お付き合い頂いており、感謝しています。
――『アフターコロナを踏まえた』営業ツールIT化へ
会社としては新規のお客様と出会う機会と思っております。コロナ禍を経て、zoom(ズーム)での会議や在宅テレワーク勤務などの働き方の多様化が進み、対面での打ち合わせなども減っていく時代だと考えています。よりスマートに仕事を獲得する為にウェブ上で受注や発注ができる仕組みを構築して、今までにないお客様との取引が増えることや、人材の確保などができるのではないか。と期待しております。
特にやる気がある人物を雇用することができたら会社と一緒に成長ができると思っています。
――『信頼=信用を大切に』
創業時より、積み重ねてきた信頼・信用があるから10年を迎えることができました。
解体工事をするにあたって金額は大事なことかもしれません。
しかし「Trans-Kさんになら任せられる」と信頼関係が結ばれているお客様を増やしていきたいと思ってます。
安心感を求められているお客様も確実にいると思います。そういう方に応えられる会社になっています。
さらに、企業理念である『求む企業ではなく、求められる企業でありたい』を追求していきたいと思っております。